聖マリアンナ医科大学 2015年度 受験情報|入試問題の傾向と対策
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2014年度 聖マリアンナ医科大学入試問題の傾向と対策
受験データ
一般入試
科目 | 試験時間 | 得点 | 難易度 | 形式 |
---|---|---|---|---|
英語 | 90分 | 100点 | 標準~やや難 | 記述・選択 |
数学 | 90分 | 100点 | やや難 | 記述・穴埋 |
物理 | 2科目分150 | 200点 | 標準 | 記述・穴埋 |
化学 | 標準 | 記述・穴埋 | ||
生物 | やや難 | 記述・穴埋 | ||
小論文 | 60分 | - | – | 現代文型350~400字 |
適正検査 | 30分 | - | - | - |
面接
時間 | 形式 |
---|---|
約60分 | グループ討論(2対10) |
約15分 | 個人面接(2対1) |
約15分 | 個人面接(2対1) |
最低合格点
非公表
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傾向と対策~科目別~
英語
▶︎読解問題の出題テーマは幅広く、網羅的な語彙対策が必要となる。やや難しい単語も含まれるため、単語の意味を予測する力を磨いておく。説明問題の該当箇所を探すのはさほど難しくないが、構文をとるのが難しい事がある。和訳問題ももちろん構文の把握が最低条件なので、基本的な知識をおさえ、演習量を増やしておこう。
解答方式 | 時間 | 大問数 | 難易度 |
記述式 | 90分 | 5問 | 標準 |
■設問別分析
大問 | 区分 | 内容 | 難易度 |
1 | 読解 | [A] 内容説明、欠文補充 [B] 和訳、内容説明 | 標準 |
2 | 読解 | 空所補充、語形変化 | 標準 |
3 | 英作文 | 和文英訳 | 標準 |
4 | 文法 | 空所補充 | 標準 |
5 | 文法 | 誤り指摘 | 標準 |
数学
▶︎融合問題が少なく、解きやすい問題の作りといえる。小問の組み方も難易度を上げていく形なので、点数は取りやすい。空所補充形式で結果のみしか見られない。試験時間も十分にあるのでミスがないように解いていく必要がある。例年、数Ⅱと数Aからの出題は少ないが、今年は数Ⅱから出題された。毎年出題されていた行列が範囲外となるので、注意して試験準備を進めてほしい。
解答方式 | 時間 | 大問数 | 難易度 |
空欄補充 | 90分 | 4問 | やや易~標準 |
■設問別分析
大問 | 範囲 | 出題分野 | 形式 | 難易度 |
1 [1]
[2]
[3] |
数学Ⅲ
数学Ⅱ
数学B
|
積分
三角関数
数列 |
指数関数の積分
|
易
易
やや易 |
2 [1] [2] |
数学C
|
行列 |
成分比較とケーリー・ハミルトン定理。 ケーリー・ハミルトンの定理より |
易 標準 |
3 [1] [2] [3] |
数学C
|
式と曲線 |
楕円の接線の方程式より求める。 楕円の方程式と 求める図形は平行四辺形。 |
やや易 易
標準 |
4
[1] [2]
|
数学Ⅱ
|
対数不等式 |
底の変換公式より底を [1]の不等式を X の4次式に同値変形して X の範囲を求める。底の条件に注意して |
標準 やや難
|
物理
▶︎基本的な問題による構成ではあるが,図やグラフの読み取り,論理的に導出 過程を示す力,描図なども求められる。それゆえ,普段の演習において単に答えを導き出すだ けではなく,その過程を正確に記述する訓練や,与えられた問題から状況を把握し図示化する 訓練も行っておく必要がある。また,身近な現象についても問われることがあるので,普段か ら図録なども参考に勉強を進めるとよい。
解答方式 | 大問数 | 難易度 | 点数 | 時間 |
記述 | 5問 | やや易 | 2科目150分 |
問題番号 | 領域 | 難易度 | 内容 |
1 | 小問集合 | 易しい | 力学,電磁気,熱力学,波動 |
2 | 力学 | 標準 | 液体中での物体の単振動 |
3 | 電磁気学 | やや易 | コンデンサ回路 |
4 | 波動 | やや易 | 音波の伝搬 |
5 | 熱力学 | 易しい | 気体の混合 |
化学
記述の訓練をきっちりと
有機化学の問題が多く出題されているが、そのため、構造決定や分離などは知識を整理し、問題集を使って練習を繰り返しておかなくてはならない。
無機分野はあまり出題されないが、基本レベルの幅広い知識が必要となる。難易度はあまり高くないが。基本レベルの問題は確実に得点し、読解問題に力を入れたい。
生物
▶出題は全体に標準レベルで出題分野も偏りなく出題される傾向にある。
論述,計算,描画問題も必ず出題されるのでしっかり対策しておきたい。
2014年はiPS細胞とES細胞の共通点と相違点が問われており,今後も時事トピック的な出題も考えられるので,新聞やニュース,ネット等を利用し情報収集に努めておくこと。
解答方式 | 時間150分 | 問題数 | 難易度 |
記述式 | 2科目分 | 大問4 | 標準 |
■設問別分析
大問 | 内容 | 難易度 |
Ⅰ | 細胞
膜タンパク質について |
標準 |
Ⅱ |
進化・系統
植物界,遺伝 |
標準
|
Ⅲ |
遺伝情報
DNAの性質 半保存的複製 |
標準 |
Ⅳ |
[総合問題]
真核生物,原核生物 遺伝子発現 ES細胞,iPS細胞の共通点と相違点 嫌気呼吸についての論述 |
標準 |
小論文
理系的な文章が出題されるが、知識の範囲は広い
医療関係の記事や時事ニュースに対して常にアンテナをはっておかなくてはならない。小論文を書き始める際、論理を形作る型を決めることも重要である。
出題内容
東日本大震災について
『マネジメント』ピーター・ドラッガー
日本語の「仮定法」「過去時制」について
幼児期の成長過程について
面接
独特な形式を把握しておく
面接Ⅰではグループ形式で、簡単な説明の後、考える時間が与えられ、挙手で意見を発表。グループ内で討論したあとに意見をまとめて発表する。
面接Ⅰ、面接Ⅱでは15分の個人面接が行われる。
質問内容
- 志望理由
- 併願校について
- グループ討論の感想
- 国民幸福度ランキングについて
- 原子力の方向性について
参考(日本医科大)
個人面接
- どういう医師になりたいか
- 志望の理由(大学・医師)
- 家族構成
- 医師を目指す経緯
- 高校時代にがんばったこと
- 得意科目
- 調査書に書いたことについて
- 討論の感想
- 大学に入ったら何をがんばりたいか
- 苦手な人にはどう接するか
- 患者ががん告知を望まないときどうするか
- 死にたいという患者に対してどうするか
集団面接
- 日本には医師が足りないか、余っているか
- あなたにとっての成功とは
- 夢とお金がつりあわないとき、どちらをとるか
- プライマリケア医と専門医の区別と関連について
- 医師という仕事と私生活のバランスをどのようにとるか
- 食文化の変化に対する功罪について
- 報道の自由について
- 原子力発電について
- 裁判員制度について
- 経済発展と環境保護のどちらを優先させるか
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